子どもの知識を増やしたいとはどの親も思うこと。親が教えても、なかなか子どもの頭に残っていない。。。
そんな時に効果的なのは・・・質問形式にすること!覚えて欲しいと思うことをそのまま教えるのではなく、覚えて欲しいことを答えにするような質問にする。そして考える機会を作る。ただそれだけ。
なぜ質問形式にすると良いのでしょう??
目次
質問形式にすると、子どもは考える。
子どもが分からない時、親に質問しますよね。ここでは動物を例に考えてみたいと思います。
図鑑によると、シマウマって1日に1〜2時間ほどしか寝ないそうです。
子どもは何でシマウマって1日2時間しか寝ないの?と聞きますよね。ここで、親は答えが分かっていたとしても、子どもに「何でシマウマは1日2時間しか寝ないと思う?」と質問で聞くこと(質問返し)をすることが大切です。
なぜなら質問をされると、子どもは必ず考えるからです。”考える”と言う行為、つまり自分の頭で答えを導き出そうとするプロセスがものすごく大切です。
答えが自分で導き出せるかどうかが重要なのではなく、”考えること”が大切なのです。
質問形式にすると、子どもは自分の意見を持つ。
質問形式で聞かれると、子どもは必ず自分で考えて、自分の意見を持ちます。
なぜそう思うのか、自分はどんな風に考えるのか。そして子どもは自分の意見を言う機会に恵まれます。思っていることを言葉に出すのは大人でも慣れが必要だと思いますが、毎日のように親と会話する子どもだったら少なくとも親に緊張することはないと思います。親相手に自分の考えをまとめ、意見を言うこと。なかなかありそうで、意識的に作らないと子どもの意見・考えを聞くことはできないと思います。
子どもにとって自分で考え、どんな時でも意見を持つことはとても大切なことです。それが普段の会話から、”質問形式”に変えるだけで実践できます。
親にとっては子どもがどんな風に考え、どんな言葉で伝えてくれるのか、子どもを深く知るいい機会です。
質問形式にすると、親も子どもも真剣に会話する(親は△△できない)
質問形式にするメリットは別の側面もあります。ここでも例ですが、旦那さんが子どもと話す時に生返事している姿を見て、モヤモヤされている方いませんか?子どもとの会話を”質問形式”にすることで、生返事を防ぐことができます。
なぜなら・・・
子どもは自分で考えた結果=”自分が導き出した答え”を親に伝えます。そして親は子どもの考え・答えを真剣に聞きます。なぜなら生返事していては、本当に答えと合っているかどうか判断できないからです。その時になぜ子どもがその答えになったのか、ぜひ理由を聞いてあげてください。理由を聞くと言うのは、その人のことをもっと知りたい!と言う事です。子どもは自分に興味を持ってくれる親に喜びを感じるし、コミュニケーションの時間が長くなれば長くなるほど親子の絆は固くなります!
ちなみにシマウマが1日2時間しか寝ない理由(正解)は、草食動物だから睡眠時間を意図的に短くしているようです。寝ている時というのは、一番無防備です。草食動物は肉食動物から襲われ、命を落とす危険が常にあります。よっておちおち人間のように6時間以上も一気に寝られないのでしょうね。(もちろん短くても大丈夫なように体が進化したこともあると思います)だから一気に2時間という訳ではなく、こまめに分けてそれでも1日の合計が2時間ほどだそうです。寝る時間が短いと、その他の時間は何をしているんだろうと思いますよね?食べているんだそうです。シマウマは大型ではないものの、ある程度体の大きさがある動物です。草食動物のため、”草”だけで体を維持しているため、たくさんの量を食べる必要があり、食べている時間は1日に14〜19時間だそうです。
あなたのお子さんはどうでしたか?お子さんはあなたが答えを解説している間、真剣に聞いていたと思います。なぜなら子どもからすると、自分の意見・答えが合っているかどうか気になるからです。特に自分で答えを導きだせなかった場合、親の言っていることを真剣に聞きます。そして子どもは答えを聞き、納得するとそれは知識として残ります。
なぜなら答えを聞くことは受動的ですが、考えることは主体的だからです。質問せず答えだけを聞けば「ふ〜ん」と終わってしまい、知識として残りません。だから”質問”して考え、主体的になる事でより記憶に鮮明に残り、後々の知識として頭に残るのです。
まとめ
子どもの知識を増やしたいなら、質問形式にする。
質問形式にすると子どもは自分で考え、自分の答え(意見)を出す。質問された子どもは物事に対して意見を持つことにもなるし、その答えを親に伝えることは自分の意見を人に伝える練習にもなる。
質問形式で子どもに質問すると、親は必ず耳を傾ける。子どもが答えを出したのに、生返事では合っているかどうか判断できないため、両者互いに真剣に話を聞こうとする。
子どもは答えを聞き、自分の答えと合っているか確かめる。また自分で考えた=主体的なため、ただ答えを聞いた(読んだ)時より記憶に残り知識として蓄積されていく。