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運転者

2020年1月25日

自己啓発を物語にして多数出版されている作者、喜多川泰さんの本は大・大・大好きだけど、この本は今までの私の読書歴の中でもベスト3に入るんじゃないかというぐらい、すごくすごく、大好きになりました!

”運を転じる者(運転者)”が主人公&私たちに伝えてる”運”とは?(運のいい人、悪い人は存在しない?!)”努力して意味があるのか?”と誰もが思ったことがあるテーマをそれはそれは分かりやすく、心にズーンと届けてくれる物語読んだ後、ご機嫌でしかいられなくなる!!

 

あらすじ&構成

保険の営業をしている主人公は完全歩合制の給料のため、新規契約をどれだけ増やせるかで給料が決まるシビアな業界・会社で勤めている。ある日社長に呼ばれ聞かされたのは、一気に20人の解約連絡。給料が大幅に減るだけでなく、1年未満の解約のため解約金も負担することに。なぜ俺ばかりがこんな目に。ついてない!!と目の前に止まったタクシーで不登校気味の娘の担任から呼び出された保護者面談に向おうとするところから物語は始まる。目の前に止まったタクシーはただのタクシーではなかった。運を転ずるのが仕事、つまり乗客の運を転じる(良くなると思える場所に連れて行く)タクシー。主人公はどうやって運を転じ、成長して行くのだろう。

前半は自己啓発のように、たくさん教えが物語の中に含まれていて、後半は物語が大きく動いていきます。特に後半は感動を得られる話になっていて、毎日あたり前のように思える毎日の生活のことを思い浮かべたり、祖先のことを考えるとグッとくるものがあり、涙ぐむ場面もありました。

「運転者」の中で私が学んだ箇所を下のようにまとめてみました。

 

運とは?

運は”いい”か”悪いか”で表現するものではない。運は”使う”・”貯める”で表現するもの。先に貯めるがあってある程度貯まったらそこで初めて”使う”ができる。運は後払い(ポイントカードのように)。何もしていないのに、いいことが起こったりしない。周囲から”運がいい”と思われている人は、貯まったから使っただけ。

 

どうしたら運が良くなる? サインを見逃さないためには?

機嫌が悪い人は、最高の運気がやってきている”場”にいてもそれに気づかないでイライラして早くその場を立ち去りたいということばかり考える。上機嫌でいないと、運の転機を感じることはできない。(機嫌が悪い人は人生を大きく変える大逆転のチャンスすらイライラしたまま。さっさと終わればいいのにと思ってしまう)。運は逃したら再び手にするのは難しい。基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種を見つけることなんてできない!また運が劇的に変わる時、それを捕まえられるアンテナが全ての人にある。そのアンテナの感度は上機嫌の時に最大になる。

運を良くする=運を貯めるには、上機嫌でいる。”チリも積もれば山となる”で、毎日ご機嫌でいるだけで運は貯まっていく。もっと大きく貯めたいなら自分の時間を人のために使うこと。人のために尽くすことで運は大きく貯まっていく。

 

運が好転するとは?

運が好転するということは、別の言い方をすると人生のターニングポイントということ。つまりそこを起点として人生がどんどん良くなっていくのであってそこで何かすごいことが起こるわけではない。後から考えれば「あそこが始まるだったな」と気づくだけ。何も起こらないわけではないけど、その時に何か特別なことが起こったようには感じられない。

 

努力することに意味はあるのか?

自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんてそれが起こっている時には誰にもわからない。どんなことが起こっても起こったことを自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、それが”プラスに生きる”ということ。長い目で見たら報われない努力なんてないあまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけ。どんな出来事だってプラスにできる

 

上機嫌とは? プラスに生きるとは?

上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めること

自分が生きてきたことで、後の世代のために何かプラスになる物を遺産として残す生き方をすることが、プラスに生きると言うこと。

 

まとめ

たくさんの名言と言えるものがこの「運転者」の物語には含まれています。もちろん上記以外にもたくさんの名言・教えがあります。ぜひご自身がグッと刺さった名言、好きな言葉を見つけてみてください。また私が挙げた言葉がどの場面で登場するのかもお楽しみに♪♪

この本のいい所は、物語になっていることで主人公に感情移入できるので、読み進めることで主人公と一緒に成長できる、本当に本当にオススメの本です。

普段自己啓発の本を読む方も、そうじゃない方も、読書が好きな方は絶対絶対、読んで良かったと思える良本なので、一読ならず十読ぐらい節目節目に読んでみてください。
私も既に今年になって3回読みましたが、その時の自分の状態で刺さる言葉が違ってまた新たな発見をもらえます!

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